幸せになるには。
今日も、杉井先生の「こおろぎ」のバックナンバーからです。
今日のないようは、そうだよなあと思ったことです。
怒ると幸せになる?
皆さんも不機嫌そうに文句を言い、不愉快な態度をとる人を見たことがあると思いますが、そうした行動を繰り返していて、その人は幸せになれるでしょうか?
これまで多くの人にこの質問をしましたが、尋ねた誰もが「幸せになれない」と答えるのですが、誰もが誰かの顔をすぐに思い出せるように、こうした態度をとる人は増えているようです。
先日、ある家に遊びに行くと、奥さんが「子どもに手がかかるんだから、もっと早く帰ってきてよ!」とご主人に怒っているところでした。その様子を見ていて、私は「そんなに怖い顔をしたら、帰りたくなくなるだろう」と思ったのですが、そのご主人はそれ以来、一生懸命に早く帰る努力をするようになりました。
家に早く帰ることも、家事を手伝うことも素敵なことですが、このようなコミュニケーションを繰り返していると、「怒る」=「希望が叶う」、「希望を叶えるために、怒る」という習慣がつき、相手が希望を叶えてくれても、「それで当然!」という気持ちだけで、相手に対して感謝を感じなくなるようです。
また、怒っても希望が叶わないと、「まだ怒り方が足りないのかな?」と考え、「怒る」という行為がエスカレートしていくのです。
最近の子ども達を見ていると、不満や文句を使って欲しいものを手に入れてきたのではないかと思うことがよくあります。
親にすれば、「子どもを喜ばせたい」「厳しいことを言いたくない」という気持ちからだと思いますが、「愛情」と「甘やかし」は違います。私達大人がより良い生き方を身につけていくことが、子ども達に対する躾だと思うのですが、いかがでしょうか?
という文章が紹介されていました。
私自身も、子供の時、ヘタすれば、今でも感情を使って、相手をコントロールしようとしてしまっている時があるかもしれません。
感情を使って、相手をコントロールしようとして、その場は希望がかなっても、その弊害は、とても大きなものになると思います。
子どもたちが、その怒りの感情を使って、人をコントロールしようとするようになってしまう可能性があります。
皆さんは、そんなことはないかもしれませんが、もし、感情を使って相手を動かそうとしていることがあるとしたら、よく考えなおしてみるといいかもしれませんね。
今日の写真は、先日研修でいった、山中湖の花の都公園のチューリップです。